ついに世代様の一回戦開戦ですね!!
早速ホウエン・タリスの方で一本!
追記から!!
早速ホウエン・タリスの方で一本!
追記から!!
大将殿から伝達があった。
…急に目の前に現れた大陸の軍勢…中でも、一番(ホウエンから見て)奥にあるトージョウという軍勢を、どうも幹部殿は一番気にしているらしい。
大将殿が命じた私たちの任務は、そのトージョウへ赴き、その軍勢を反政府組織として制圧すること…とのことだった。
…とはいえ、彼の地は海の向こう…私たち陸軍に、そこへ向かう足は…ない。
「おーおー、ジギ困ってるようじゃねぇか、ん?」
「…やかましいぞ、スガ」
声をかけてきたのは、昔からの腐れ縁で、今は海軍に属しているスガだった。
実力は認めるが、どうもこいつの手段を選ばないやり方が気に入らない。
「ほう?お前そんなこと言っていいのか?せっかく乗せてやろうとしたのによ」
……こいつ……とはいえ、今回の作戦ではこいつの(正確には海軍か空軍の)力を借りないことには先に進めないことぐらい、私も把握している。
こんな言い方をされるのはまったくもって不本意だが、スガに頼んで艦に同乗し、トージョウへ向かった。
……………
「…ん…ザキか…貴様姿が見えんと思ったら…足はどうした」
「メテルに乗せてもらってきた…途中だいぶ揺れたけどな…!」
どうやらもう一人の腐れ縁であるザッキー…私はザキと呼ぶが…は空軍のメテルに乗せて来てもらったようだ。
どういうわけかこういうとき、どう回り道をしても3人集まってしまう。
かといって、せっかく合流したものを別れる道理もないので、3人で偵察がてら歩き始めた。
「……前にも偵察で来たことはあるが…やはりホウエンとは全く違うな…」
そう、あたりを見回せば。
「…っ!!?」
目の前を横切る緋色。
大きな緋色の獣にまたがった、これもまた緋色の髪をした女。
「汝ら、何者だ!!?神聖なウバメの森に何をしにきた!!」
…なるほど、これが大将殿の言っていた反政府組織の武装集団…。
後ろにいたザキとスガも武器を構える。
「…ザキ、スガ、やめろ…武器を降ろせ」
「は!?何言ってんだよジギーさん!」
「反政府組織を見つけ次第叩くのが任務だろうが」
スガの言うことはもっともだ。
…だが、一人で現れた相手に三人で向かうのは私の主義に反する。
相手の構えを見るに、どうも長柄の武器を利用して戦う騎馬兵のようだ。
「……私がやる」
「ふぅん…武士道ってものを心得てるようね、気に入ったわ!此方の名は寿々!汝を冥土へ送る相手の名くらい覚えておきなさい!!」
「私の名はタリス・テイル!!貴様こそよく覚えておけ!!」
そう、名乗り合った刹那。
お互いに地を蹴って走る。
相手の長刀と、私の軍刀が何度となくぶつかり合った。
「おーおー怖いねぇ…女の戦いってやつ?ま、俺らは見てようやスガっち」
後ろから、そんなザキの声が聞こえた気がしたが、そんなことを気にしている暇はない。
今はただ、目の前の相手に集中するのみ。
「なかなかやるじゃないっ…!!」
「貴様こそなっ…!!」
お互い、いささかの疲労が見え始め、次の一撃で良くも悪くも決着がつくだろうと思われたその時。
…ひどい爆音があたりに響いた。
木々に止まっていたであろう鳥たちが一斉に飛び立つ。
「!!!!!?お、おい待て、船の方からだ…退くぞジギ!!」
スガが珍しく焦った様子で吠える。
…仮に船が破壊されているとすれば、私たちの拠点へ帰るすべは断たれる。
敵地でみすみす死ぬとあっては、軍人として問題だ。
…もちろん、あくまで最悪の場合の仮定…だが。
「…なにやら問題が起きたようね…水を差された感じだけど」
そう、その女…スズと言ったか…が言い、一歩飛び退く。
「また戦えるのを楽しみにしてるわ!たりす!!」
これまでの状況に不似合いなほど朗らかにそう言ったスズの眼は、一切笑っていなかったが。
「それはこっちのセリフだ、次は決着をつけるぞ、スズ!!」
…そう言って、スガが船を停泊させた場所まで戻ることにした。
……………
うおおお散文!!!
んなわけで、タリス1回戦1本目でした!!
スガさん・ザッキーさん・寿々さん、お名前のみ大将殿とメテルさんお借りしました!!
武人女子同士の斬り合い熱いです…///
なお、いろいろと散文すぎて日本語が不自由なので補足。
あくまで現段階では、艦の方で大きな音がしたので、最悪の場合を仮定して戻った…という状況設定になっております。
必ずしも艦が攻撃を受けているというわけではないことをご承知おきください。
なお、海軍のスガさんが普通に陸地に上がっている描写に問題があるようでしたらご一報ください、修正いたします。
…急に目の前に現れた大陸の軍勢…中でも、一番(ホウエンから見て)奥にあるトージョウという軍勢を、どうも幹部殿は一番気にしているらしい。
大将殿が命じた私たちの任務は、そのトージョウへ赴き、その軍勢を反政府組織として制圧すること…とのことだった。
…とはいえ、彼の地は海の向こう…私たち陸軍に、そこへ向かう足は…ない。
「おーおー、ジギ困ってるようじゃねぇか、ん?」
「…やかましいぞ、スガ」
声をかけてきたのは、昔からの腐れ縁で、今は海軍に属しているスガだった。
実力は認めるが、どうもこいつの手段を選ばないやり方が気に入らない。
「ほう?お前そんなこと言っていいのか?せっかく乗せてやろうとしたのによ」
……こいつ……とはいえ、今回の作戦ではこいつの(正確には海軍か空軍の)力を借りないことには先に進めないことぐらい、私も把握している。
こんな言い方をされるのはまったくもって不本意だが、スガに頼んで艦に同乗し、トージョウへ向かった。
……………
「…ん…ザキか…貴様姿が見えんと思ったら…足はどうした」
「メテルに乗せてもらってきた…途中だいぶ揺れたけどな…!」
どうやらもう一人の腐れ縁であるザッキー…私はザキと呼ぶが…は空軍のメテルに乗せて来てもらったようだ。
どういうわけかこういうとき、どう回り道をしても3人集まってしまう。
かといって、せっかく合流したものを別れる道理もないので、3人で偵察がてら歩き始めた。
「……前にも偵察で来たことはあるが…やはりホウエンとは全く違うな…」
そう、あたりを見回せば。
「…っ!!?」
目の前を横切る緋色。
大きな緋色の獣にまたがった、これもまた緋色の髪をした女。
「汝ら、何者だ!!?神聖なウバメの森に何をしにきた!!」
…なるほど、これが大将殿の言っていた反政府組織の武装集団…。
後ろにいたザキとスガも武器を構える。
「…ザキ、スガ、やめろ…武器を降ろせ」
「は!?何言ってんだよジギーさん!」
「反政府組織を見つけ次第叩くのが任務だろうが」
スガの言うことはもっともだ。
…だが、一人で現れた相手に三人で向かうのは私の主義に反する。
相手の構えを見るに、どうも長柄の武器を利用して戦う騎馬兵のようだ。
「……私がやる」
「ふぅん…武士道ってものを心得てるようね、気に入ったわ!此方の名は寿々!汝を冥土へ送る相手の名くらい覚えておきなさい!!」
「私の名はタリス・テイル!!貴様こそよく覚えておけ!!」
そう、名乗り合った刹那。
お互いに地を蹴って走る。
相手の長刀と、私の軍刀が何度となくぶつかり合った。
「おーおー怖いねぇ…女の戦いってやつ?ま、俺らは見てようやスガっち」
後ろから、そんなザキの声が聞こえた気がしたが、そんなことを気にしている暇はない。
今はただ、目の前の相手に集中するのみ。
「なかなかやるじゃないっ…!!」
「貴様こそなっ…!!」
お互い、いささかの疲労が見え始め、次の一撃で良くも悪くも決着がつくだろうと思われたその時。
…ひどい爆音があたりに響いた。
木々に止まっていたであろう鳥たちが一斉に飛び立つ。
「!!!!!?お、おい待て、船の方からだ…退くぞジギ!!」
スガが珍しく焦った様子で吠える。
…仮に船が破壊されているとすれば、私たちの拠点へ帰るすべは断たれる。
敵地でみすみす死ぬとあっては、軍人として問題だ。
…もちろん、あくまで最悪の場合の仮定…だが。
「…なにやら問題が起きたようね…水を差された感じだけど」
そう、その女…スズと言ったか…が言い、一歩飛び退く。
「また戦えるのを楽しみにしてるわ!たりす!!」
これまでの状況に不似合いなほど朗らかにそう言ったスズの眼は、一切笑っていなかったが。
「それはこっちのセリフだ、次は決着をつけるぞ、スズ!!」
…そう言って、スガが船を停泊させた場所まで戻ることにした。
……………
うおおお散文!!!
んなわけで、タリス1回戦1本目でした!!
スガさん・ザッキーさん・寿々さん、お名前のみ大将殿とメテルさんお借りしました!!
武人女子同士の斬り合い熱いです…///
なお、いろいろと散文すぎて日本語が不自由なので補足。
あくまで現段階では、艦の方で大きな音がしたので、最悪の場合を仮定して戻った…という状況設定になっております。
必ずしも艦が攻撃を受けているというわけではないことをご承知おきください。
なお、海軍のスガさんが普通に陸地に上がっている描写に問題があるようでしたらご一報ください、修正いたします。
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