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蛇は不安だと何かに巻きついて安心したがるっていう話を聞いてだな!!!!!!!!!←
せっかく実デで言うところの出産一か月前なので、それに絡めて書いてみる。
追記から!!

…正直、まさか結婚して3カ月で、その…自分が二つも命を宿すことになろうとは思ってもいなかった。
ヒムカに打ち明けた時もさすがに驚いていたが、すぐに私の体調を慮ってくれ、喜んでくれた。
それ以降、ヒムカには相当負担をかけてしまったと思っている。
……そして、日が経ち、予定日まではあと一カ月。
少しずつ、二人の子供を宿した身体が重くなっていくのを感じつつ、それに伴って不安も大きくなっていった。

…俗に言う、マタニティブルーというやつだろうか。

安定期に入っているとは言うものの、どんなショックで流産するかも分からないし、仮に無事に産むことが出来たとして、私たちに本当にこの二人を幸せに出来るのかも不安だった。
そんなことをぼんやりと考えながら、ソファーに腰かけていた。

「…タリス?」

ふと目線を声のした方にやると、洗い物を終えて来たらしいヒムカが心配そうな顔で立っていた。
…あぁ、また私はお前に負担をかけてるんだな…。

「顔、青いよ?横になる?」

「…いや、大丈夫だ…ただ、あの…少し、隣に…」

その申し出に、最初面喰ったようだったが、すぐにうなずいて隣に座ってくれた。
その腕に、ぎゅっとしがみつく。

「!?た、タリス!!?」

「…すまん……少しの間だけ、このままで…」

いつからだろう。
こうして、ヒムカの腕にしがみついているだけで、幾分落ち着くようになったのは。
ちゃんとそこに支えてくれる人が、信じられる人がいるからという安堵感なのかもしれない。
腕にしがみついたまま、少しずつ言葉を発する。

「…なぁ…私……ちゃんと、この二人のこと、育てられるのかな…」

「不安?」

「……こうしていないと、落ち着けない程度には」

…すると、背中にゆっくりと触れる感覚を覚えた。
その感覚は穏やかに上下を繰り返し、自分が背中をさすられているのだとわかる。

「背中撫でると、人って落ち着くんだって…どう?」

「…うん……落ち着く…その…今夜、こうして眠っても…いいか?」

眠っている間にも、安心できる人がいることを認識できるように。
少しでも、生まれてくる子供たちに不安な姿を見せないように。

「(…もう少しだけ、負担をかけてしまうけど)」






……………

もういったい何が言いたいのか!!!!!!!!
書きたいだけで打つと散文になってよくないね…とにかくマタニティブルーのタリスと支えてくれるヒムカさんの図式が書きたかっただけです!!!!!←
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電気蜘蛛は毒蛇の夢を見るか?
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