何か結構前からあっためてたネタを!
アフターなんだけどアフターの本筋ではないので閑話休題扱いで!
まぁ相変わらずヒムタリですすがすがしいほどに←
追記から!!
アフターなんだけどアフターの本筋ではないので閑話休題扱いで!
まぁ相変わらずヒムタリですすがすがしいほどに←
追記から!!
…原因は何だっただろうか、ヒムカとちょっとした口論になった。
確か、私が猫ばかり可愛がっていたからとか何とか、そんな理由だったはずだ。
詳しい理由は言いあっているうちに忘れてしまったが、どちらにせよ、原因は私にあったのは確かだった。
…それでも素直に謝ることすらできない私は、こうしてヒムカを一人置いて、表に出てきていた。
「…もしもし」
「あ?ジギーさんこんな時間に珍しいじゃん、主婦はそろそろ晩飯作る時間じゃねーの?」
「…うるさい、良いからスガも連れてとっとといつもの飲み屋に来い」
衝動的に誰かに話を聞いてもらいたくなり、どうせ暇だろうからとザキとスガを呼びだした。
…今にして思えば、奴らにも都合はあったのかもしれないが。
……………
「んで?今日は何なんだよ、いきなり呼びだして」
声をそろえて尋ねる二人を交互に見つつ、大きくため息をついた。
「………その…旦那と喧嘩した」
それを聞いた二人は、顔を見合わせると、お互いに質の同じ笑顔を浮かべた。
…経験則からして、このあと私はろくな目にあわないだろう。
そして…その予測は、一瞬先に的中した。
「ほう…旦那」
「旦那」
「うっ、うるさいよ貴様ら!!」
常日頃、対外的に『旦那』と呼んでいるため、ついその癖が出てしまったのがいけなかったのか、こいつらはその件について散々茶化してくるのだった。
こうなると、もう愚痴を聞いてもらうどころの話ではない。
「…ああもう、貴様らに話を聞いてもらおうと思った私が馬鹿だった!ここの勘定は私が出す、帰るぞ!」
……………
「(…とはいえ)」
気が重いのは確かだった。
こういうことをなし崩しにするのは嫌だが…かといって面と向かって素直になれるかと聞かれればまたそれは否で。
それでも、謝らなくてはいけないのは私だ。
面と向かってじゃなければ…素直になれるだろうか。
……………
閉じたままのヒムカの部屋の壁に背中を預けるように、ぽつりぽつりと言葉を吐き出す。
「…い、いいか…ドア、開けるんじゃないぞ…?そ、その…あの、こ、今回の件に関しては…その…私が一方的に悪くて、だな…お前の気持ちも考えないで、その…あ、あの…な、何というか…」
瞬間、体がぐらりと後ろに傾ぐ。
倒れる前に体が止まったことで、背後から抱きすくめられていることに気付いた。
「なっ…!!?」
「…やっと帰ってきた…遅かったね、タリス」
「ばっ、馬鹿お前っ…いつからドア開けてっ…」
「んーと…結構最初の方から?」
…もう、怒ってないのか?
また、昨日までみたいにお前を送り出して、出迎える日常に戻っていいのか?
…一方的に、私が悪かったのに?
「………その……すまなかった…本当は、ちゃんと面と向かって謝らなきゃいけないのに…」
こんなふうにしか、謝れなくて。
「…最初の方、聴こえなかったから…もっかい」
「…二度も言えるか…馬鹿者」
「じゃ、今日はこのまま離してやんない」
壁を隔てないと自分の言葉も上手く出なくて、こんな状態でもとことんまで意地っ張りで。
全てが恨めしく感じた。
そんな私を全部受け止めてしまう彼の優しさも。
その優しさに甘えることしかできない、私の弱さも。
それでも、それを幸せだと思ってしまう、この感情も。
「(……馬鹿だな、私は)」
そう、心の中で呟いて、ゆっくりと目を伏せた。
……………
んんんん長い!!!!!何だろうこの長さ!!!!!
んなわけで、プチ喧嘩ネタみたいなあれそれ!!
タリスあんな性格なので、夫婦生活に全く波風が立たないなんてことはまさか…と思って書いてみた←
ザキスガさんとヒムカさんお借りです!!
確か、私が猫ばかり可愛がっていたからとか何とか、そんな理由だったはずだ。
詳しい理由は言いあっているうちに忘れてしまったが、どちらにせよ、原因は私にあったのは確かだった。
…それでも素直に謝ることすらできない私は、こうしてヒムカを一人置いて、表に出てきていた。
「…もしもし」
「あ?ジギーさんこんな時間に珍しいじゃん、主婦はそろそろ晩飯作る時間じゃねーの?」
「…うるさい、良いからスガも連れてとっとといつもの飲み屋に来い」
衝動的に誰かに話を聞いてもらいたくなり、どうせ暇だろうからとザキとスガを呼びだした。
…今にして思えば、奴らにも都合はあったのかもしれないが。
……………
「んで?今日は何なんだよ、いきなり呼びだして」
声をそろえて尋ねる二人を交互に見つつ、大きくため息をついた。
「………その…旦那と喧嘩した」
それを聞いた二人は、顔を見合わせると、お互いに質の同じ笑顔を浮かべた。
…経験則からして、このあと私はろくな目にあわないだろう。
そして…その予測は、一瞬先に的中した。
「ほう…旦那」
「旦那」
「うっ、うるさいよ貴様ら!!」
常日頃、対外的に『旦那』と呼んでいるため、ついその癖が出てしまったのがいけなかったのか、こいつらはその件について散々茶化してくるのだった。
こうなると、もう愚痴を聞いてもらうどころの話ではない。
「…ああもう、貴様らに話を聞いてもらおうと思った私が馬鹿だった!ここの勘定は私が出す、帰るぞ!」
……………
「(…とはいえ)」
気が重いのは確かだった。
こういうことをなし崩しにするのは嫌だが…かといって面と向かって素直になれるかと聞かれればまたそれは否で。
それでも、謝らなくてはいけないのは私だ。
面と向かってじゃなければ…素直になれるだろうか。
……………
閉じたままのヒムカの部屋の壁に背中を預けるように、ぽつりぽつりと言葉を吐き出す。
「…い、いいか…ドア、開けるんじゃないぞ…?そ、その…あの、こ、今回の件に関しては…その…私が一方的に悪くて、だな…お前の気持ちも考えないで、その…あ、あの…な、何というか…」
瞬間、体がぐらりと後ろに傾ぐ。
倒れる前に体が止まったことで、背後から抱きすくめられていることに気付いた。
「なっ…!!?」
「…やっと帰ってきた…遅かったね、タリス」
「ばっ、馬鹿お前っ…いつからドア開けてっ…」
「んーと…結構最初の方から?」
…もう、怒ってないのか?
また、昨日までみたいにお前を送り出して、出迎える日常に戻っていいのか?
…一方的に、私が悪かったのに?
「………その……すまなかった…本当は、ちゃんと面と向かって謝らなきゃいけないのに…」
こんなふうにしか、謝れなくて。
「…最初の方、聴こえなかったから…もっかい」
「…二度も言えるか…馬鹿者」
「じゃ、今日はこのまま離してやんない」
壁を隔てないと自分の言葉も上手く出なくて、こんな状態でもとことんまで意地っ張りで。
全てが恨めしく感じた。
そんな私を全部受け止めてしまう彼の優しさも。
その優しさに甘えることしかできない、私の弱さも。
それでも、それを幸せだと思ってしまう、この感情も。
「(……馬鹿だな、私は)」
そう、心の中で呟いて、ゆっくりと目を伏せた。
……………
んんんん長い!!!!!何だろうこの長さ!!!!!
んなわけで、プチ喧嘩ネタみたいなあれそれ!!
タリスあんな性格なので、夫婦生活に全く波風が立たないなんてことはまさか…と思って書いてみた←
ザキスガさんとヒムカさんお借りです!!
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