えーっと、本当ただヒムタリが休日におでかけしていちゃついてるSSが打ちたいだけで打った←
反省も後悔もしていない!!
全力で甘いですが追記からどうぞ!!
反省も後悔もしていない!!
全力で甘いですが追記からどうぞ!!
「い、いいのか?」
「うん、行きたいって言ってたじゃん?」
…ことの起こりは数日前。
雑誌をめくっていたら、近所に水族館が出来たらしいという話を目にした。
ぽつりと行きたいとつぶやいてみるが、ヒムカは休日くらいしっかり休みたいだろうし、正直、無理だろうなと思っていた、その矢先の出来事だった。
「だ、だってその…お前、たまの非番だし…休みたいだろ…?私のわがままで連れ出すわけには…」
「いいから、だって動物いるところ行ったらタリスの笑顔が見れるのは確定だし?」
そんなふうに言われ、すぐに支度をして目的地へ向かった。
……………
「………綺麗だな…」
「うん…仕事柄、海なんていつも見てるのに…こういうところに来ると、全然違って見える」
クラゲの水槽の前で足を止める。
水槽の奥行きなんか分かりきっているはずなのに、不思議と先が見えなくて、吸いこまれそうな錯覚を覚える。
その先の見えない水の中を漂うクラゲを、しばらくの間そうして眺めていた。
「他に回りたいところは?」
「え、えっと、その…ペンギンが見たい…」
そのままヒムカに手を引かれるようにペンギンの前へ。
よたよたした動きが可愛くて、つい子供のようにはしゃいでしまったが、そんな私のことも、ヒムカは穏やかに見ていた。
「やっぱり」
「え?」
「いや、やっぱりタリスの自然な笑顔見るんだったらこういうとこだなーって」
そういうのは面と向かって俺に見せてほしいけど、と付け加え、ここでもしばらくペンギンの動きを楽しみながら、夕暮れが近くなってきたので館を出た。
……………
「あっそうだ」
「なんだ?」
「ちょっと目閉じて、開けていいって言うまで俺の手握ってついてきて?」
言われるまま、何も見えない中、手に伝わるヒムカの体温だけを頼りに歩く。
どうやらどこか受付のようなところに立ち止まったらしく、ひとつドアをくぐって、そこでようやく「いいよ」の声。
…そして、目を開けた私は思わず自分の目を疑った。
目の前に広がる空間に、大量の、猫。
あとあと分かったことだが、俗に言う猫カフェというところらしい。
「ふふっ、びっくりした?タリス好きかなーと思って……ってタリス?おーい??」
しばらくの放心を経て、はっと我にかえってようやく言葉を発する。
「…こ、ここは…ここは天国か!!!?」
「落ち着こうタリス」
「ね、ねこ、ヒムカどうしよう猫すごいねこ」
「あぁ、すg…!!?」
テーブルについて座ろうとしたヒムカの頭に、猫が一匹飛び乗る。
他にも数匹の猫が飛び乗ってきて、ほどなくしてヒムカは猫まみれになってしまった。
さすがに顔にへばりついているのはヒムカも息が出来ないと思うので、それだけ引きはがすと、ヒムカの顔をハンカチでぱたぱたとはたいて猫の毛を取ってやる。
「ふふっ、お前たち、そんなにうちの旦那が気にいったのか…?でも、旦那は私の、だからな?」
「タリス何か言った?」
「…いいや、なんでも」
「(二度も言えるわけ、ないだろうが)」
ヒムカに撫でられる猫に嫉妬したなんて、そんなこと。
さっきまでより、もっと綺麗な笑顔してる、と笑うヒムカに、その日一番の笑顔を向ける。
「…その、ありがとう…お前とこんなふうに休日が過ごせて、すごく嬉しい」
…今のところ、人間相手には…お前にしか、こんな顔向けられないよ、なんて思いながら。
少しだけ、その肩口によりそう。
……………
ううう打てた!!!
本当にただヒムタリがデートしてていちゃついてるだけのSS!
ちなみに、目を閉じたまま移動するのは、よほど信用できる人に手を引いてもらわないと怖くて歩けたもんじゃないらしいよ、というお話。
「うん、行きたいって言ってたじゃん?」
…ことの起こりは数日前。
雑誌をめくっていたら、近所に水族館が出来たらしいという話を目にした。
ぽつりと行きたいとつぶやいてみるが、ヒムカは休日くらいしっかり休みたいだろうし、正直、無理だろうなと思っていた、その矢先の出来事だった。
「だ、だってその…お前、たまの非番だし…休みたいだろ…?私のわがままで連れ出すわけには…」
「いいから、だって動物いるところ行ったらタリスの笑顔が見れるのは確定だし?」
そんなふうに言われ、すぐに支度をして目的地へ向かった。
……………
「………綺麗だな…」
「うん…仕事柄、海なんていつも見てるのに…こういうところに来ると、全然違って見える」
クラゲの水槽の前で足を止める。
水槽の奥行きなんか分かりきっているはずなのに、不思議と先が見えなくて、吸いこまれそうな錯覚を覚える。
その先の見えない水の中を漂うクラゲを、しばらくの間そうして眺めていた。
「他に回りたいところは?」
「え、えっと、その…ペンギンが見たい…」
そのままヒムカに手を引かれるようにペンギンの前へ。
よたよたした動きが可愛くて、つい子供のようにはしゃいでしまったが、そんな私のことも、ヒムカは穏やかに見ていた。
「やっぱり」
「え?」
「いや、やっぱりタリスの自然な笑顔見るんだったらこういうとこだなーって」
そういうのは面と向かって俺に見せてほしいけど、と付け加え、ここでもしばらくペンギンの動きを楽しみながら、夕暮れが近くなってきたので館を出た。
……………
「あっそうだ」
「なんだ?」
「ちょっと目閉じて、開けていいって言うまで俺の手握ってついてきて?」
言われるまま、何も見えない中、手に伝わるヒムカの体温だけを頼りに歩く。
どうやらどこか受付のようなところに立ち止まったらしく、ひとつドアをくぐって、そこでようやく「いいよ」の声。
…そして、目を開けた私は思わず自分の目を疑った。
目の前に広がる空間に、大量の、猫。
あとあと分かったことだが、俗に言う猫カフェというところらしい。
「ふふっ、びっくりした?タリス好きかなーと思って……ってタリス?おーい??」
しばらくの放心を経て、はっと我にかえってようやく言葉を発する。
「…こ、ここは…ここは天国か!!!?」
「落ち着こうタリス」
「ね、ねこ、ヒムカどうしよう猫すごいねこ」
「あぁ、すg…!!?」
テーブルについて座ろうとしたヒムカの頭に、猫が一匹飛び乗る。
他にも数匹の猫が飛び乗ってきて、ほどなくしてヒムカは猫まみれになってしまった。
さすがに顔にへばりついているのはヒムカも息が出来ないと思うので、それだけ引きはがすと、ヒムカの顔をハンカチでぱたぱたとはたいて猫の毛を取ってやる。
「ふふっ、お前たち、そんなにうちの旦那が気にいったのか…?でも、旦那は私の、だからな?」
「タリス何か言った?」
「…いいや、なんでも」
「(二度も言えるわけ、ないだろうが)」
ヒムカに撫でられる猫に嫉妬したなんて、そんなこと。
さっきまでより、もっと綺麗な笑顔してる、と笑うヒムカに、その日一番の笑顔を向ける。
「…その、ありがとう…お前とこんなふうに休日が過ごせて、すごく嬉しい」
…今のところ、人間相手には…お前にしか、こんな顔向けられないよ、なんて思いながら。
少しだけ、その肩口によりそう。
……………
ううう打てた!!!
本当にただヒムタリがデートしてていちゃついてるだけのSS!
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