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相変わらずギリギリですがアルで一本!
いざよいさんのSSに全面的に便乗させていただく形で!
追記から!!

もともと三銃士様から行くように言われていた3か所の場所は、糸の切れた人形のように崩れた。
そして、次に三銃士様…ビリジオン様、と言ったはずだ…から行くように言われたところは、山。
『元気な者は』という触れ込みではあったが、先の戦いでそう消耗していないアルデラに、行かない道理はなかった。

「(…やまにいって…プレート、とったら…はかせ、ほめてくれるかな??)」

相変わらず、アルデラの思考回路は直接命令を下してきた三銃士様よりも、自分が常に顔を合わせているはかせの方に寄っていた。
…そんなことを考えながら、しばらくは、ひとり。
だが、ここしばらくの戦いで、ようやくひとりに慣れてきていた。

「アルデラッ」

小さな声で声をかけられ、その先を見れば。

「…!…アルマンダイン…?」

同じミュータントのアルマンダイン。
同い年だし、名前も少し似ているし、という部分があって、アルデラは彼女に少なからず親近感を抱いている。
…そんな彼女の体を見る、と。

「アルマンダイン、けが…してる」

「あ、あぁこれは…自分の不注意だったっていうか、なんていうか…」

でも、アルマンダインの怪我は動ける程度ではあったようで、ほっと胸をなでおろす。
…しばらく二人で歩いていると、不意にアルマンダインが立ち止まる。
それと同時に止まり、前を見ると、2つの影。
その、大きい方の影が鮮明になるにつれ、アルマンダインの顔が青ざめていく。

「…アルマンダイン…?」

呼びかけに耳を貸さず、ぽつり、と一言。

「………もも、ちゃん」

すると、そのももちゃん、と呼ばれた男の人も、それに応えるように声を上げた。

「…お前、ISHの人間だったのか…」

その横にいた、青い髪の女の子も、ISHは敵だ、と声を揃える。
お互いに迷いがあるらしいアルマンダインとももちゃんと違い、その女の子の目には迷いがない。

敵だと、認識されるなら。

「なら、こわす」

カンッ

この音が響くのは何度目だろう。
瞬間、腕を獣のそれに変えて、電気を走らせる。

「いきます!」

「紗々!!!」

迷いなく向かってくる女の子…紗々、と呼ばれていた…が持っている刃物を腕で受け止めると、いったん距離を取った。
アルマンダインの目にはまだ迷いがあるが、苦々しい表情で武器を取る。

「…アルマンダイン」

「…うん」

キッと前を睨み、体勢を整えた。




……………

うおおおギリギリ…!!!!
アルマンダインさんと共闘+百武さん紗々さんとエンカ!ということで、戦闘開始までを書かせていただきました!
このあと両者退いて終わるのかな、と思いつつ書き込めなくて…残念…!!!!
お互いの迷いとかちゃんと書きこめてればな、と思います。
ありがとうございました!!
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電気蜘蛛は毒蛇の夢を見るか?
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