旦那さまの誕生日ということで一本!!!
案の定というかNL要素しかないです←
追記から!!
案の定というかNL要素しかないです←
追記から!!
ことは、数日前。
「…ヒムカ?」
「んー?」
「…そ、その、お前…そろそろ、誕生日…だったよな…?」
私の言葉に、手近にあったカレンダーを一瞥すると、あぁ、と大して興味なさげにつぶやく。
どうも、誕生日というものにはあまり執着がないらしい。
…が、一応、その…何かしてやらないと私の気がおさまらないというか、何と言うか…。
「それで…あの、私はあまり人にものを贈るということをしたことがなくて、だな…単刀直入に聞くが…何か欲しいものとか、あるか…?」
「タリス」
「…え?」
「だからタリスがほしい」
…何を言っているんだろうこいつは。
私…と言われても、私をどう贈ればいいのやら。
そもそも…こうして籍を入れている時点ですでに私は…。
そんなことを考えながら、当日を迎えてしまった。
……………
「へぇ、あいつそんなことを」
「お前がほしいねぇ…で、ジギーさんどうすんだよ?」
「…それをどうしていいか分からんから貴様らに相談しているんだろうが阿呆」
溜息をつきつつ見た先には、ザキとスガ。
こういうことにはこいつらの方が長けているというのは自明だった。
やけににやにやしているところを見ると、きっとこの後ろくなことを言わないということも大体分かっていたが。
「あれじゃね?ありがちだけど自分にリボン巻くとか」
「あー、いっそ脱げば喜ぶんじゃねぇか?」
こいつら本当にろくなことを言わないな…。
本当にそれで喜ぶならやるが、流石に脱ぐのは障りがある。
…はぁ、全く悩ましい事態だな…本当にこういうことには慣れていない。
……………
結局、私をくれと言われてもよく分からないので、相談に行った帰り道、ふと立ち寄った店で男物の時計を一本購入した。
それを選ぶのにも相当時間はかかったのだが…私はいつの間に、人に何かするためにこんなに悩むようになったんだろうか。
…そして、それを楽しいと思っている自分に気がつき、それにまた驚く。
「(…喜んで、もらえればいいが)」
鞄にそれをしまい、帰る私の足取りは不思議と軽くて。
少しでも喜んでもらえたらという微かな期待を胸に帰る。
……………
「遅かったじゃん」
「すまんな…ちょっと、お前の望むものをどうしていいのか分からなくて、その…っ…!!!?」
鞄から包みを取り出して、渡そうとしたその瞬間の出来事。
背中と後頭部にかかる、圧力。
思わず、持っていた包みを取り落とす。
「だから、俺が言ってるのはこういうこと」
「…は…?だ、だが私はっ…」
「俺はタリスがくれるものなら何でも嬉しいし、こうやって抱きしめられたらもっと嬉しい」
そう言って、より強く力を込めてくる腕を小さく抱き返す。
こうして抱きしめられることに、幸せを感じてしまう私がいて。
言葉に出すことはあまり得意ではないから、なるべく小さく体を縮めて自分の体をヒムカに預けた。
「……まぁ、抱きしめるだけじゃ終わらせないかもしれないけど?」
「………馬鹿」
抱きしめられたままの状態に、なぜか私の方が幸せを覚えたまま。
夜は、更ける。
……………
うおおお打てた!だいぶ日本語迷子だけど愛はこめた!!!
だってお前がほしいしてくれるって言うからああああああ!!!!!!
ヒムカさんとザキスガさんお借りです!!
「…ヒムカ?」
「んー?」
「…そ、その、お前…そろそろ、誕生日…だったよな…?」
私の言葉に、手近にあったカレンダーを一瞥すると、あぁ、と大して興味なさげにつぶやく。
どうも、誕生日というものにはあまり執着がないらしい。
…が、一応、その…何かしてやらないと私の気がおさまらないというか、何と言うか…。
「それで…あの、私はあまり人にものを贈るということをしたことがなくて、だな…単刀直入に聞くが…何か欲しいものとか、あるか…?」
「タリス」
「…え?」
「だからタリスがほしい」
…何を言っているんだろうこいつは。
私…と言われても、私をどう贈ればいいのやら。
そもそも…こうして籍を入れている時点ですでに私は…。
そんなことを考えながら、当日を迎えてしまった。
……………
「へぇ、あいつそんなことを」
「お前がほしいねぇ…で、ジギーさんどうすんだよ?」
「…それをどうしていいか分からんから貴様らに相談しているんだろうが阿呆」
溜息をつきつつ見た先には、ザキとスガ。
こういうことにはこいつらの方が長けているというのは自明だった。
やけににやにやしているところを見ると、きっとこの後ろくなことを言わないということも大体分かっていたが。
「あれじゃね?ありがちだけど自分にリボン巻くとか」
「あー、いっそ脱げば喜ぶんじゃねぇか?」
こいつら本当にろくなことを言わないな…。
本当にそれで喜ぶならやるが、流石に脱ぐのは障りがある。
…はぁ、全く悩ましい事態だな…本当にこういうことには慣れていない。
……………
結局、私をくれと言われてもよく分からないので、相談に行った帰り道、ふと立ち寄った店で男物の時計を一本購入した。
それを選ぶのにも相当時間はかかったのだが…私はいつの間に、人に何かするためにこんなに悩むようになったんだろうか。
…そして、それを楽しいと思っている自分に気がつき、それにまた驚く。
「(…喜んで、もらえればいいが)」
鞄にそれをしまい、帰る私の足取りは不思議と軽くて。
少しでも喜んでもらえたらという微かな期待を胸に帰る。
……………
「遅かったじゃん」
「すまんな…ちょっと、お前の望むものをどうしていいのか分からなくて、その…っ…!!!?」
鞄から包みを取り出して、渡そうとしたその瞬間の出来事。
背中と後頭部にかかる、圧力。
思わず、持っていた包みを取り落とす。
「だから、俺が言ってるのはこういうこと」
「…は…?だ、だが私はっ…」
「俺はタリスがくれるものなら何でも嬉しいし、こうやって抱きしめられたらもっと嬉しい」
そう言って、より強く力を込めてくる腕を小さく抱き返す。
こうして抱きしめられることに、幸せを感じてしまう私がいて。
言葉に出すことはあまり得意ではないから、なるべく小さく体を縮めて自分の体をヒムカに預けた。
「……まぁ、抱きしめるだけじゃ終わらせないかもしれないけど?」
「………馬鹿」
抱きしめられたままの状態に、なぜか私の方が幸せを覚えたまま。
夜は、更ける。
……………
うおおお打てた!だいぶ日本語迷子だけど愛はこめた!!!
だってお前がほしいしてくれるって言うからああああああ!!!!!!
ヒムカさんとザキスガさんお借りです!!
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