家族組で連作しようぜ!!!ってなって、私の作品で最終、ということになります!
追記から!!
追記から!!
…リトおにいちゃんの壊れた体を治して、ひとつ、溜息をついたと思うと。
「!!!!!!」
そのまま、はかせの体は傾いで、目を閉じてぐったりとしている。
培養液に浸かればなんとかなるミュータントや、部品をメンテナンスすればなんとかなるサイボーグと違い、はかせ達のような『ヒト』は、体力を失うとこういう状態になって、倒れてしまうのだそうだ。
それで倒れている間に体力が元に戻ればよし、そうでなければ、待っているのは。
「(それが)」
ようやく、アイおにいちゃんが言っていた単語の意味を理解する。
「(『し』っていうこと?)」
「……アル?」
今、自分はどんな顔をしているのだろう。
その言葉の意味を理解した瞬間、ショックで目の前が真っ暗になって。
それを悟ったであろうリモスおねえちゃんが、アルデラに対して声をかけてきた。
「…やだ…やだ…おねえちゃん……はかせ、だいじょうぶ…?リトおにいちゃんもげんきになったから…みんなでかえれる……?ねぇ、おねえちゃん……」
「うん、うん…大丈夫…博士ちゃんと生きてるよ…アル、だからそんな顔しないで?」
そう言われても、その『不安』というものをどう昇華していいのか、アルデラは知らない。
そもそも、『不安』というものを感じたことがないのだから、昇華の方法などわかるはずもない。
今初めて、人の『死』というものの意味を知り、それに恐怖することを覚えたのだから。
…そんな恐怖に駆られた彼女が顔をあげると、白い服を着た、綺麗な人。
昔、はかせに読んでもらった本に書いてあった、『神様』という人を形にしたら、こんな感じかな、とぼんやりと思った。
……………
「はかせ、かみさまってなぁに?」
「…難しいことを聞くんだな…神様、といってもいろいろいるが…今読んだ話のように、世界を創ったり、人の願いをかなえたりする神様が一般的か…」
……………
ねがいを、かなえる。
あの時、確かにはかせはそう言ったのだ。
もし、この綺麗な人が本当に神様だとしたら…はかせのことを助けてくれるのかもしれない。
「……ねぇ」
綺麗な人は、アルデラを一瞥する。
その瞬間、全身の毛が総毛立つ思いがした。
ヒトに見られて、こんな感覚になるのは初めてだ。
…それでも、アルデラは続ける。
「…かみさま、なの?」
その人は、こくりとうなずく。
「…はかせのこと、たすけて」
この人が神様だということが確定した以上、今アルデラが願うことは、とにかくはかせが元通りになってくれること。
それが、アルデラの切な願いだった。
「アル、あまり無茶を言っちゃだめだ…大丈夫、博士は生きてるよ…だから、戦おう」
「リトおにいちゃん…」
「…俺の勝手な直感だけど…『力を貸して』って言ったのは…たぶん、この人…神様だと思うんだ」
だとしたら、自分たちが力を合わせないと、神様は力が出ないのかもしれない。
困っている人はちゃんと助けてやれ、というのは、ずっとはかせから教えられてきたことだった。
「…うん…アル、おにいちゃんやおねえちゃんといっしょに、たたかう…!」
自分が守りたいと思った『世界』のために。
この世界で出会えた人々のために。
はかせが目覚めたら、みんなで帰れるように。
きっ、と前を向き、腕に電気をまとわせた。
……………
うおおお打てた!!!
イズナ研の皆様と、シルエットだけアルセウス様お借りしました!
アルセウス様にセリフは入れてないので、皆様のイメージを崩すことにはなっていないと思うのですが…!!
「!!!!!!」
そのまま、はかせの体は傾いで、目を閉じてぐったりとしている。
培養液に浸かればなんとかなるミュータントや、部品をメンテナンスすればなんとかなるサイボーグと違い、はかせ達のような『ヒト』は、体力を失うとこういう状態になって、倒れてしまうのだそうだ。
それで倒れている間に体力が元に戻ればよし、そうでなければ、待っているのは。
「(それが)」
ようやく、アイおにいちゃんが言っていた単語の意味を理解する。
「(『し』っていうこと?)」
「……アル?」
今、自分はどんな顔をしているのだろう。
その言葉の意味を理解した瞬間、ショックで目の前が真っ暗になって。
それを悟ったであろうリモスおねえちゃんが、アルデラに対して声をかけてきた。
「…やだ…やだ…おねえちゃん……はかせ、だいじょうぶ…?リトおにいちゃんもげんきになったから…みんなでかえれる……?ねぇ、おねえちゃん……」
「うん、うん…大丈夫…博士ちゃんと生きてるよ…アル、だからそんな顔しないで?」
そう言われても、その『不安』というものをどう昇華していいのか、アルデラは知らない。
そもそも、『不安』というものを感じたことがないのだから、昇華の方法などわかるはずもない。
今初めて、人の『死』というものの意味を知り、それに恐怖することを覚えたのだから。
…そんな恐怖に駆られた彼女が顔をあげると、白い服を着た、綺麗な人。
昔、はかせに読んでもらった本に書いてあった、『神様』という人を形にしたら、こんな感じかな、とぼんやりと思った。
……………
「はかせ、かみさまってなぁに?」
「…難しいことを聞くんだな…神様、といってもいろいろいるが…今読んだ話のように、世界を創ったり、人の願いをかなえたりする神様が一般的か…」
……………
ねがいを、かなえる。
あの時、確かにはかせはそう言ったのだ。
もし、この綺麗な人が本当に神様だとしたら…はかせのことを助けてくれるのかもしれない。
「……ねぇ」
綺麗な人は、アルデラを一瞥する。
その瞬間、全身の毛が総毛立つ思いがした。
ヒトに見られて、こんな感覚になるのは初めてだ。
…それでも、アルデラは続ける。
「…かみさま、なの?」
その人は、こくりとうなずく。
「…はかせのこと、たすけて」
この人が神様だということが確定した以上、今アルデラが願うことは、とにかくはかせが元通りになってくれること。
それが、アルデラの切な願いだった。
「アル、あまり無茶を言っちゃだめだ…大丈夫、博士は生きてるよ…だから、戦おう」
「リトおにいちゃん…」
「…俺の勝手な直感だけど…『力を貸して』って言ったのは…たぶん、この人…神様だと思うんだ」
だとしたら、自分たちが力を合わせないと、神様は力が出ないのかもしれない。
困っている人はちゃんと助けてやれ、というのは、ずっとはかせから教えられてきたことだった。
「…うん…アル、おにいちゃんやおねえちゃんといっしょに、たたかう…!」
自分が守りたいと思った『世界』のために。
この世界で出会えた人々のために。
はかせが目覚めたら、みんなで帰れるように。
きっ、と前を向き、腕に電気をまとわせた。
……………
うおおお打てた!!!
イズナ研の皆様と、シルエットだけアルセウス様お借りしました!
アルセウス様にセリフは入れてないので、皆様のイメージを崩すことにはなっていないと思うのですが…!!
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