タリス5本目!!
蜜代さん・西園寺さん・五十嵐さんとザキタリスガで3vs3します!!
追記から!!
蜜代さん・西園寺さん・五十嵐さんとザキタリスガで3vs3します!!
追記から!!
ヒムカを見送ってすぐのこと。
近くの茂みでガサリ、と音がして…武器を構えた瞬間。
「!!?」
どこからともなく、左肩に走った衝撃。
左手に持っていた軍刀がカラン、と音をたてて落ちた。
「…貴方様がた、よくもこの神聖なウバメの森をそのような鉄の塊で踏み荒らしてくれましたわね…許しませんわよ」
「…それでこの不意打ちか…貴様こそこんな卑怯な行いをしておいてよくそんなことが言えたものだな?」
茂みから出てきたのは、くすんだ茶色の服を着た女。
見るからに動きにくそうな服を着ているところを見ると、先ほど斬り合ったスズとは職を異にするのだろう。
手にはホウエンではあまり見かけない道具を持っている。おそらく、先ほどの衝撃波はあの道具を使って出したものだろう。
「あら失礼?ですがこの程度で得物を取り落とす貴方様が悪いのではなくて?」
「貴様っ…!!!」
口調は丁寧だが、この女の人を下に見たような態度が私には露骨に引っかかった。
急いで、取り落とした軍刀を構える。
「やばいな…ジギの奴相当頭に血がのぼってやがる…俺たちも行くぞ、ザキ」
「了解、足引っ張んなよスガっち!!」
後ろからザキとスガが加勢してくる。
…と、それを見た女は。
「…あら、野蛮な方は戦い方も野蛮ですわ…1対3だなんて…恥ずかしくありませんこ、と!!」
そう言いながら、何か粉塵状のものをばらまく。
確実に吸いこんだら危険なタイプのものだろう。下手をすれば毒薬…ということもありうる。
吸うな、と声を上げようとした矢先、目の前で傾いでいく、白。
「(ザキ!おいザキしっかりしろ!!)」
「…んー…なんか……瞼がおも…むにゃ……」
睡眠薬の類だったらしい。
ザキが思いきり吸い込んだらしく、見事に寝に入った。
この国の奴らが使う『陰陽術』というものの類だろうか、どうにもザキはそう言った超常現象の類に弱いらしい。
「あらあら…ずいぶんよくお眠りですこと…たわいのない」
「おいザキ!寝るな阿呆!!早く起きんか!!…ああもう、スガ、その女は任せた!!とりあえずザキを起こし次第私も加勢する!!」
「仕方ねぇな…なるべく早く起こせ、直感だが分が悪い気しかしない」
…私がザキを必死にゆすって起こしている間、スガがその女の相手をすることになった。
相手の女も遠距離攻撃を得意とするようで、両者の間にはかなりの距離がある、が。
「ちっ…あの女本当に効いてるのか…!!?余裕ぶった顔しやがって…!!!」
「あら、ちゃんと効いていますわよ?ただ、貴方様の攻撃が妾には痒いだけですわ」
「こいつっ…!!!!!おいジギ、ザキはまだ起きねぇのか!!? やっぱりこの女、分が悪いっ…!!!」
体力にはかなり自信があるらしいスガだが、ここまで相手に攻撃が効いていないと、さすがに疲労が激しいらしい。
現段階では、相手の攻撃を受け流すことくらいしかまともにできていないようだった。
「おいザキ…貴様…いい加減起きんかあああああああああっ!!!!!!」
「…うーん…にぼしのかみさm…に゙ゃああああああ!!!?」
思わず軍刀をザキの首筋付近に突き立てる。
刃物特有の冷たさを肌で感じたか、ザキが飛び起きた。
「ちょ、ジギーさん何やってんだよ!!!死ぬ!俺さすがに死ぬ!!」
「ふん…起きなかったら寝首をかき切ってやるところだったわこの阿呆…目が覚めたなら、行くぞ」
「あら…もう起きていらっしゃいましたのね、そちらの女性の野蛮な起こし方が功を奏したのかしら?」
この女、戦争以前に私に喧嘩を売っているんじゃないだろうか。
そんなことを思っていたら。
「蜜代殿!」
「みっちゃん!」
(新手か…!!!)
その女の友軍らしい2人の男女が、こちらに走ってくる。
…これで3対3…どう転ぶか…・。
→Next…
近くの茂みでガサリ、と音がして…武器を構えた瞬間。
「!!?」
どこからともなく、左肩に走った衝撃。
左手に持っていた軍刀がカラン、と音をたてて落ちた。
「…貴方様がた、よくもこの神聖なウバメの森をそのような鉄の塊で踏み荒らしてくれましたわね…許しませんわよ」
「…それでこの不意打ちか…貴様こそこんな卑怯な行いをしておいてよくそんなことが言えたものだな?」
茂みから出てきたのは、くすんだ茶色の服を着た女。
見るからに動きにくそうな服を着ているところを見ると、先ほど斬り合ったスズとは職を異にするのだろう。
手にはホウエンではあまり見かけない道具を持っている。おそらく、先ほどの衝撃波はあの道具を使って出したものだろう。
「あら失礼?ですがこの程度で得物を取り落とす貴方様が悪いのではなくて?」
「貴様っ…!!!」
口調は丁寧だが、この女の人を下に見たような態度が私には露骨に引っかかった。
急いで、取り落とした軍刀を構える。
「やばいな…ジギの奴相当頭に血がのぼってやがる…俺たちも行くぞ、ザキ」
「了解、足引っ張んなよスガっち!!」
後ろからザキとスガが加勢してくる。
…と、それを見た女は。
「…あら、野蛮な方は戦い方も野蛮ですわ…1対3だなんて…恥ずかしくありませんこ、と!!」
そう言いながら、何か粉塵状のものをばらまく。
確実に吸いこんだら危険なタイプのものだろう。下手をすれば毒薬…ということもありうる。
吸うな、と声を上げようとした矢先、目の前で傾いでいく、白。
「(ザキ!おいザキしっかりしろ!!)」
「…んー…なんか……瞼がおも…むにゃ……」
睡眠薬の類だったらしい。
ザキが思いきり吸い込んだらしく、見事に寝に入った。
この国の奴らが使う『陰陽術』というものの類だろうか、どうにもザキはそう言った超常現象の類に弱いらしい。
「あらあら…ずいぶんよくお眠りですこと…たわいのない」
「おいザキ!寝るな阿呆!!早く起きんか!!…ああもう、スガ、その女は任せた!!とりあえずザキを起こし次第私も加勢する!!」
「仕方ねぇな…なるべく早く起こせ、直感だが分が悪い気しかしない」
…私がザキを必死にゆすって起こしている間、スガがその女の相手をすることになった。
相手の女も遠距離攻撃を得意とするようで、両者の間にはかなりの距離がある、が。
「ちっ…あの女本当に効いてるのか…!!?余裕ぶった顔しやがって…!!!」
「あら、ちゃんと効いていますわよ?ただ、貴方様の攻撃が妾には痒いだけですわ」
「こいつっ…!!!!!おいジギ、ザキはまだ起きねぇのか!!? やっぱりこの女、分が悪いっ…!!!」
体力にはかなり自信があるらしいスガだが、ここまで相手に攻撃が効いていないと、さすがに疲労が激しいらしい。
現段階では、相手の攻撃を受け流すことくらいしかまともにできていないようだった。
「おいザキ…貴様…いい加減起きんかあああああああああっ!!!!!!」
「…うーん…にぼしのかみさm…に゙ゃああああああ!!!?」
思わず軍刀をザキの首筋付近に突き立てる。
刃物特有の冷たさを肌で感じたか、ザキが飛び起きた。
「ちょ、ジギーさん何やってんだよ!!!死ぬ!俺さすがに死ぬ!!」
「ふん…起きなかったら寝首をかき切ってやるところだったわこの阿呆…目が覚めたなら、行くぞ」
「あら…もう起きていらっしゃいましたのね、そちらの女性の野蛮な起こし方が功を奏したのかしら?」
この女、戦争以前に私に喧嘩を売っているんじゃないだろうか。
そんなことを思っていたら。
「蜜代殿!」
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