タリス4本目!
大丈夫ですアルもちゃんと上げます!!
時系列は、シェラさんを船に帰してすぐくらい。
追記から!!
大丈夫ですアルもちゃんと上げます!!
時系列は、シェラさんを船に帰してすぐくらい。
追記から!!
……シェラを船に帰してから、これ以上余計な工作を受けないよう船の周囲を警備(…という言い方もおかしいかもしれないが)していた。
そこに、不意に目の端に止まった、青。
「やっほー、先輩方、怪我ないみたいで何よりじゃん?」
戦場に似つかわしくない、妙に明るいその声の主を、今度ははっきりと見る。
「…ヒムカ?」
そういえば、今回の作戦行動では別動していた。
本人に怪我がなくてなにより、という安堵感と、その緊張感のない声を叱責してやりたい感情がないまぜになる。
…まったく、こんなだから私は甘いというのか。
「ん?お前今回は艦で留守番じゃねぇのか?何で武器持って出てきてる?」
…ん…?留守番…?
ならなぜここにいる…そう思ったのは、スガだけでなく私もだ。
…が、そのスガの指摘に、ヒムカはけらけらと笑って答えた。
「だって、先輩方ばっか楽しそうなことしてんですもん、俺だって混ざりたいっすよ」
普通に武装して出てきているあたり、どうやらしっかりと『仕事』をするつもりのようだ。
こいつの『仕事』への態度は私もよく知っている。
…が、それとこれとは別問題だ。
「『混ざりたい』で命令無視とは言語道断…艦に戻れ」
そう一蹴した。
…銃以外の武器を持っていないことで負傷するんじゃないかという不安もあったが、それは必死に隠したつもりだ。
「けど、そんなこと言ってていいの?もう結構敵さんお出ましみたいだけど?」
…ぬかった。
それはそうだ…4人でこんなところで問答していれば、敵方に見つけてくれと言っているようなもの。
いつの間にか、弓矢を構えた数人の兵が目の前に立っていた。
「おいどうするよジギーさんスガっち、こりゃヒムカにも手伝ってもらった方がいいんじゃね?」
阿呆がっ…そんなことを言ったらこいつがその気になるだろうが…!
そう思ってヒムカの方を見れば、奴はすでに臨戦態勢を整え、私とスガのザキへの答えを待っているようだった。
「………勝手にしろ」
そう、溜息をつく。
後で少将殿や大将殿から叱責を受けても私は知らん。
「やっぱタリス俺のことよくわかってんじゃん!遠距離は任せとけって!」
そう、自信満点で言い放つヒムカに背中を預け、相手の矢を軍刀でたたき落としながら敵陣に斬り込む。
さすがに数が多いので、半分はザキに任せた。
…が。
「げっ…やべぇジギーさん、落としそびれたっ!!」
「なんだと!!?」
私とザキの間を縫って、一本の矢が後衛のスガとヒムカの方に飛んでいく。
私の位置からでは間に合わない。
「スガ!ヒムカッ!!!」
叫んだ声の先のヒムカは、驚くほどに冷静だった。
「…俺が当たるとでも思ってる?冗談」
にっと笑うと、そのまま飛んできた矢を一蹴し、相手に送り返す。
予想外の反撃に混乱したのか、相手方はそのまま逃走した。
……………
「ね、結構やるっしょ?」
そう笑ったヒムカの肩口の擦り傷を見逃す私ではなかった。
「…おい、ちょっと肩を見せてみろ」
「えっちょっ、珍しく積極t「黙れ阿呆」
よくよく確認すれば、打撲にはなっているわ擦り傷にはなっているわで、このまま放っておくには危険だと判断する。
「座れ、傷の手当てくらいはする」
「や、いいって、さっき矢蹴り返した時にコケて打っただけだからさ…って痛て…」
「…ほら見ろ…いいからこういうときくらいは少し大人しくしてろ、少し染みるがすぐ済む」
…半ば無理やりヒムカを座らせると、さっきシェラの処置をした際に使った応急箱を出し、傷の処置をする。
途中、薬が染みるだの包帯がきついだのという声は聞かないことにしておいた。
そもそもこのくらいきつめに巻かないと、どうせこいつはまたふらふらとどこかほっつき歩くに決まっている。
…下手に傷口が開かれたら、不安だ。
「おーおージギーさん優しいじゃん?惚れた弱みってやt…!!!?ちょ、首!首吹っ飛ぶ!!!!」
「ばっ…馬鹿か貴様は!!!!恥ずかしいことを言うんじゃない!!!……と、とにかくヒムカ、お前もいい加減艦に戻れ…」
「りょーかい、まぁまた出てくかもしれないけど?…あと、手当ありがと!」
ひらひらと手を振って艦に戻るヒムカを見送り、船周辺の見回りに戻る。
……………
うおおお打てた!!!
せっかくなのでヒムカさんとも共闘したい!って言ったら乗っていただけたのでモブ相手にですが共闘させていただきました!!
ザッキーさん・スガさん・ヒムカさんお借りです!!
そこに、不意に目の端に止まった、青。
「やっほー、先輩方、怪我ないみたいで何よりじゃん?」
戦場に似つかわしくない、妙に明るいその声の主を、今度ははっきりと見る。
「…ヒムカ?」
そういえば、今回の作戦行動では別動していた。
本人に怪我がなくてなにより、という安堵感と、その緊張感のない声を叱責してやりたい感情がないまぜになる。
…まったく、こんなだから私は甘いというのか。
「ん?お前今回は艦で留守番じゃねぇのか?何で武器持って出てきてる?」
…ん…?留守番…?
ならなぜここにいる…そう思ったのは、スガだけでなく私もだ。
…が、そのスガの指摘に、ヒムカはけらけらと笑って答えた。
「だって、先輩方ばっか楽しそうなことしてんですもん、俺だって混ざりたいっすよ」
普通に武装して出てきているあたり、どうやらしっかりと『仕事』をするつもりのようだ。
こいつの『仕事』への態度は私もよく知っている。
…が、それとこれとは別問題だ。
「『混ざりたい』で命令無視とは言語道断…艦に戻れ」
そう一蹴した。
…銃以外の武器を持っていないことで負傷するんじゃないかという不安もあったが、それは必死に隠したつもりだ。
「けど、そんなこと言ってていいの?もう結構敵さんお出ましみたいだけど?」
…ぬかった。
それはそうだ…4人でこんなところで問答していれば、敵方に見つけてくれと言っているようなもの。
いつの間にか、弓矢を構えた数人の兵が目の前に立っていた。
「おいどうするよジギーさんスガっち、こりゃヒムカにも手伝ってもらった方がいいんじゃね?」
阿呆がっ…そんなことを言ったらこいつがその気になるだろうが…!
そう思ってヒムカの方を見れば、奴はすでに臨戦態勢を整え、私とスガのザキへの答えを待っているようだった。
「………勝手にしろ」
そう、溜息をつく。
後で少将殿や大将殿から叱責を受けても私は知らん。
「やっぱタリス俺のことよくわかってんじゃん!遠距離は任せとけって!」
そう、自信満点で言い放つヒムカに背中を預け、相手の矢を軍刀でたたき落としながら敵陣に斬り込む。
さすがに数が多いので、半分はザキに任せた。
…が。
「げっ…やべぇジギーさん、落としそびれたっ!!」
「なんだと!!?」
私とザキの間を縫って、一本の矢が後衛のスガとヒムカの方に飛んでいく。
私の位置からでは間に合わない。
「スガ!ヒムカッ!!!」
叫んだ声の先のヒムカは、驚くほどに冷静だった。
「…俺が当たるとでも思ってる?冗談」
にっと笑うと、そのまま飛んできた矢を一蹴し、相手に送り返す。
予想外の反撃に混乱したのか、相手方はそのまま逃走した。
……………
「ね、結構やるっしょ?」
そう笑ったヒムカの肩口の擦り傷を見逃す私ではなかった。
「…おい、ちょっと肩を見せてみろ」
「えっちょっ、珍しく積極t「黙れ阿呆」
よくよく確認すれば、打撲にはなっているわ擦り傷にはなっているわで、このまま放っておくには危険だと判断する。
「座れ、傷の手当てくらいはする」
「や、いいって、さっき矢蹴り返した時にコケて打っただけだからさ…って痛て…」
「…ほら見ろ…いいからこういうときくらいは少し大人しくしてろ、少し染みるがすぐ済む」
…半ば無理やりヒムカを座らせると、さっきシェラの処置をした際に使った応急箱を出し、傷の処置をする。
途中、薬が染みるだの包帯がきついだのという声は聞かないことにしておいた。
そもそもこのくらいきつめに巻かないと、どうせこいつはまたふらふらとどこかほっつき歩くに決まっている。
…下手に傷口が開かれたら、不安だ。
「おーおージギーさん優しいじゃん?惚れた弱みってやt…!!!?ちょ、首!首吹っ飛ぶ!!!!」
「ばっ…馬鹿か貴様は!!!!恥ずかしいことを言うんじゃない!!!……と、とにかくヒムカ、お前もいい加減艦に戻れ…」
「りょーかい、まぁまた出てくかもしれないけど?…あと、手当ありがと!」
ひらひらと手を振って艦に戻るヒムカを見送り、船周辺の見回りに戻る。
……………
うおおお打てた!!!
せっかくなのでヒムカさんとも共闘したい!って言ったら乗っていただけたのでモブ相手にですが共闘させていただきました!!
ザッキーさん・スガさん・ヒムカさんお借りです!!
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