4回戦ですね!!!
タリスの導入部分SSになります!!
追記から!!
タリスの導入部分SSになります!!
追記から!!
今回の目的地へ向かう海上、スガと今回の作戦行動について話をしていた。
…そう、今回、ホウエン軍はI.S.H.と手を組んだ。
よりによって、なぜ自国の国土に侵攻してきた相手に追従する形で(トージョウから押収したものを引き渡す形、だそうだ)手を組むことになっているのか。
上層部の考えは杳として知れないが、それが命令だというのなら。
そして、上陸。
武装を整え、周辺の偵察に出ようとした、その時。
「っだぁぁああぁぁぁあぁ!!!?」
「!!!?」
悲鳴とも何ともつかない絶叫に顔を空に向ければ、『降って』くる白。
「何やってんだザキー、遊んでる場合じゃねぇだろうがー」
「ばかやろおおおおおお俺だって好きでこんなことしてるわけじゃねええええええええ!!!!!」
そんなやりとりが繰り返され、流石に岩場に激突でもされたらたまったものではないので、とりあえず艦に積んであった資材でザキを受け止める。
「ってぇええええ…あんの野郎…拠点戻ったら穴という穴に煮干し突っ込んでやる…!!!!」
空を睨みつけてそんなことをわめくザキを何とかなだめ、これからの行動について話をする。
「で?とりあえずはここいらの偵察ってことでいいかね」
「…そうだな…」
ザキの問いにそう短く返すと、左肩の包帯を巻き直す。
その作業を見て、ザキが声をかけてきた。
「そういやジギーさん、前回の傷まだ全然治ってないんだな?」
「当たり前だ、日常生活に支障のないレベルまで握力は回復しているが…それでも刀は握れないな」
そう言うと、ザキと、近くにいたスガがにっと笑う。
こいつらがそろってこんな表情をしている時は、このあとろくなことを言わない。
「けどさ、いざとなったらジギーさんのこと守ってくれる奴がいるじゃん?」
ああ。
「だな、先輩として俺からもよく言っといてやるから安心しろよ」
やっぱり、こいつらはろくなことを言わない。
……それで、奴の顔がすぐに浮かぶあたり、私も私だが。
「貴様らっ…馬鹿を言うな、私は別に守ってもらわなくてもっ…それに、奴にだって事情がっ…!!!」
前回見せた、あのぎこちない表情が、ずっと引っかかっている。
今の奴に、これ以上の重荷を負わせるわけには、いかない。
「わぁおジギーさん顔真っ赤~、しおらしい方がいいじゃん??」
「そうそう、強がっててもいいことないぜ?」
「ばっ…馬鹿か貴様らああああああ!!!!!」
……片腕しか使えないからと侮ってもらっては困る。
右腕を大きく振りかぶると、二人に向かって斬りかかった。
「おっと」
瞬時にスガが構えたのはバズーカ。
もちろん、撃つのが目的ではなく防御目的だが。
自分の武器だ、こういう使い方をするのはどうなのか(そんなことを言えば私だって人のことを言えた義理はないのだが)。
「おおっ、スガっち流石、バズーカ白刃取り!」
横でザキがはやし立てる。
…まったく、前回のまじめさはどこへ行ったというのか。
……そんなことをしながら、まずは偵察任務に入る。
……………
タリス導入部分でした!!
ザキスガさんと、シルエットだけヒムカさんお借りしてます!!
前回の犬猿が本当シリアス一色だったので、導入部分で通常運転しておこうと思います←
…そう、今回、ホウエン軍はI.S.H.と手を組んだ。
よりによって、なぜ自国の国土に侵攻してきた相手に追従する形で(トージョウから押収したものを引き渡す形、だそうだ)手を組むことになっているのか。
上層部の考えは杳として知れないが、それが命令だというのなら。
そして、上陸。
武装を整え、周辺の偵察に出ようとした、その時。
「っだぁぁああぁぁぁあぁ!!!?」
「!!!?」
悲鳴とも何ともつかない絶叫に顔を空に向ければ、『降って』くる白。
「何やってんだザキー、遊んでる場合じゃねぇだろうがー」
「ばかやろおおおおおお俺だって好きでこんなことしてるわけじゃねええええええええ!!!!!」
そんなやりとりが繰り返され、流石に岩場に激突でもされたらたまったものではないので、とりあえず艦に積んであった資材でザキを受け止める。
「ってぇええええ…あんの野郎…拠点戻ったら穴という穴に煮干し突っ込んでやる…!!!!」
空を睨みつけてそんなことをわめくザキを何とかなだめ、これからの行動について話をする。
「で?とりあえずはここいらの偵察ってことでいいかね」
「…そうだな…」
ザキの問いにそう短く返すと、左肩の包帯を巻き直す。
その作業を見て、ザキが声をかけてきた。
「そういやジギーさん、前回の傷まだ全然治ってないんだな?」
「当たり前だ、日常生活に支障のないレベルまで握力は回復しているが…それでも刀は握れないな」
そう言うと、ザキと、近くにいたスガがにっと笑う。
こいつらがそろってこんな表情をしている時は、このあとろくなことを言わない。
「けどさ、いざとなったらジギーさんのこと守ってくれる奴がいるじゃん?」
ああ。
「だな、先輩として俺からもよく言っといてやるから安心しろよ」
やっぱり、こいつらはろくなことを言わない。
……それで、奴の顔がすぐに浮かぶあたり、私も私だが。
「貴様らっ…馬鹿を言うな、私は別に守ってもらわなくてもっ…それに、奴にだって事情がっ…!!!」
前回見せた、あのぎこちない表情が、ずっと引っかかっている。
今の奴に、これ以上の重荷を負わせるわけには、いかない。
「わぁおジギーさん顔真っ赤~、しおらしい方がいいじゃん??」
「そうそう、強がっててもいいことないぜ?」
「ばっ…馬鹿か貴様らああああああ!!!!!」
……片腕しか使えないからと侮ってもらっては困る。
右腕を大きく振りかぶると、二人に向かって斬りかかった。
「おっと」
瞬時にスガが構えたのはバズーカ。
もちろん、撃つのが目的ではなく防御目的だが。
自分の武器だ、こういう使い方をするのはどうなのか(そんなことを言えば私だって人のことを言えた義理はないのだが)。
「おおっ、スガっち流石、バズーカ白刃取り!」
横でザキがはやし立てる。
…まったく、前回のまじめさはどこへ行ったというのか。
……そんなことをしながら、まずは偵察任務に入る。
……………
タリス導入部分でした!!
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前回の犬猿が本当シリアス一色だったので、導入部分で通常運転しておこうと思います←
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